読んだ本(天空の蜂)
最近通学が復活し、電車の移動が増えたので再び本を読み始めた。どんな本を読んだのか、それを読んでどう思ったのかをこれから暇なときに書いていこうと思う。
久しぶりに読む本ということで手に取ったのは東野圭吾の「天空の蜂」である。とりあえず東野圭吾の映像化している作品を読んでおけば間違いないかと思い手に取った。
この本は原発について問題提起をしている本でとても考えさせられる内容だった。今も「SDGsといった持続可能な社会を目指し、再生可能エネルギーを用いた発電を!」と言われている世の中で根強く残っているのが原発を動かせという主張である。
私はどちらかというと太陽光パネルは廃棄が難しく、設置する土地にも日本では限りがあるということで反対しており、風力も結局効率は悪いと聞く。今東京都が家を建てるときに太陽光パネルの設置を義務付けると話題になっているが、本当にそんなことをしてしまっていいのだろうか。
とまぁ太陽光パネルについてはさておき、いま最も効率が良い発電方法は何なのか。原子力発電ではなかろうか。というように都会などといった原発が設置される可能性のない一般人はどうしても原発を遠くに見てしまいがちである。いくら事故が起こらないよう設計されているとはいえ、隣に原発があるのはどういう気持ちなのだろうか。町の財政状況からして原発を受け入れざるを得ないような場所に住んでいる人はどのように考えているのだろうか。
こんなことを考えさせられた。内容はネタバレになると怖いから書かない。久しぶりに読んだ本なので読み終わるのに時間はかかったが、非常に読む価値を感じた本だった。